撮影お馬鹿日記 2000年5月5〜6日

新緑の花園渓谷


サゲって・・・な〜あに?(^^;;

5月5日真夜中の午前2時におうちを出ました。常磐高速はさすがガラガラで午前4時には北茨城インターに着きました。順調です。
目的は五浦海岸の日の出のお写真。 日の出前には五浦海岸に着いたのですけど・・・

どうも、撮影絶好地はホテル旅館の敷地内のような気が・・・うろうろしているうちに東のお空はだいぶ赤くなってきました。
その時大変な事に気がつきました。「六角堂」という建物を入れて日の出を撮ろうと狙っていたのですが太陽の登る位置と六角堂は
角度で60度も違うのです。ホテルに突入すれば同じフレームに収まるはずですが、超でかい犬がさっきから彗姐をうさんくさそうに
見てるんです。・・・・(ToT)
結果、何の変哲も無い日の出の写真がフィルムに収まりました。・・・シクシク、犬嫌いよ。プン。

さ〜て、朝のお食事です。今回は手抜きでコンビニでお買い物♪。ついでにお昼のおにぎりも調達。えへへ
一路目指すは多賀山地。茨城から福島に延びる阿武隈山系の中にあります。すぐ隣は福島県です。
花園山(798m)・栄蔵室(882m)・和尚山(804m)の三山をめぐってハイキングと新緑を楽しむのが今回のメインです。

最初は花園山です。事前の下調べで花園神社(シャクナゲ満開だそうです)に車を止めて登山道に入る予定です。
・・・ん?  朝7時と言うのに渋滞が・・・花園神社に向かう道はとうとう動かなくなってしまいました。
れれれ???
とその時、白装束に身を固めた若衆の一段がドドドォーと坂道を駆け下りてきました。お祭りです。
警備のお巡りさんに聞くと、年に一度の大禮祭だそうです。「サゲがくっからよけろー」ってわめかれてもね〜
サゲってなあに??いまだ判りません。(^^;;

と、ともかく駐車場は満車、路上駐車は50人ものお巡りさんの前でできるわけ無いし・・・・
もーーーーっ出だしから最悪だわ。動けない車の中で次善策を考え栄蔵室経由花園山と決定。
う〜〜む、臨機応変な柔軟な考えだわ。 あたしって大した物ね。おほほ

きゃあ〜カメラが・・・(ToT)

で、えっちらおっちらUターンして、まずは花園渓谷へ。
ここは完全舗装の県道が渓谷脇を通っており時折車を止めて、カシャッ。あはは、こりゃ楽ちん。(^^)
与次郎滝という素敵な滝も車を止めてカシャ。 

いよいよ車を駐車出来そうな小屋下に着きました。ここから猿ガ城渓谷と言うところに分け入って行きます。
カメラ、三脚、フィルター4枚、フィルム4本の装備で渓谷へ降りました。
なんて素敵な渓谷なのでしょう。新緑であたり一面薄黄緑の光に包まれています。時々途切れる沢道を小鳥達の
声を聞きながら登って行きます。途中の崖には名前不明(^^;の春の花々が咲き乱れています。これよこれ!!
あたしが追い求めていた理想の新緑はこれなのよ〜\(^o^)/

だけど気のせいか崖の高さが段々高くなって、道もなくなっちゃったような気が・・・(^^;
とうとう落雲の滝という所で決断を迫られる事に・・・。崖を攀じ登って上の登山道に出るか、このまま進むか・・・

で、このまま進む事にしました。まずはこの滝を超えなくては・・・木の枝や岩にしがみついて彗姐にとっては決死の滝越えが
始まりました。こんなことなら、もっとダイエットしておくべきだった、クスン。
カメラと三脚がゴツンゴツンと岩に当たってます。シクシク。光軸がずれないかしら・・・でも点検する余裕は
ありません。「何が理想の新緑よ!!プン」等と独り言を言いながらも、な、なんとか越えましたぁ\(^o^)/

ぎょぎょぎょのぎょ。また先に滝が・・・・ぜ、絶望だわ。(ToT)
千猿の滝です。ついにこのまま進むのは危険と判断して(お利口さん)崖を攀じ登って上の道に出ました。

も〜膝下はすぶ濡れ、全身泥まみれです。しばらくは上の天国のような登山道で一休みです。靴と靴下を
脱いで(さすがにズボンは脱げません。エヘへ)乾かしていると午前のやわらかな日の光がやさしく包んでくれます。

きゃ〜きゃあ〜カ、カメラが・・・3箇所傷がついてブラックが剥げてる。・・・・とほほほほ(T_T)
光軸がずれているかはこの時のお写真が出来あがらないと判りません(ToT)

その後30分で栄蔵室に着きました。ここから花園山に向かう予定なのですがカメラに傷がついてショックのあまりパスして
和尚山に向かいます。

ここからは楽な登山道が続きます。ほぼ平坦な稜線沿いの道です。
ここまでの間誰にも出会っていません。こんな素敵な新緑のハイキングコースなのに、どうして誰も来ないのかしら?

ようやくショックから抜け出し、またまた新緑にカメラを向けてカシャカシャ・・もーっ、フィルムは4本しか持ってきてないのよ。
理性が叫びます。「あーダメダメそういうのはさっき撮ったでしょ!」でも、彗姐の本能は勝手に「撮っちゃえ撮っちゃえ」と
シャッターを押しちゃうんです。やはり本能は強いです。(^^ゞ
この時点で3本目に突入です。あと一本・・・(^^;

あーーーあれは・・・左の茂みの奥に平原?いやいや湿原が・・・しかも水芭蕉を見っけ♪ルン
地図には載ってませんが、一帯は花園川の源流部のようです。水源涵養地と書かれています。
ちいさな小川が流れ出ています。あれが花園川の源流なのね、などと感心しながら湿原へ・・・・
地図には載ってないくせにちゃんと木道があります。

で、でたぁ〜0(>_<)0

ん〜〜・・・・ きゃははははは
さっき遠くから水芭蕉が確認できたわけが判りました。デ、デカイのです。(^^;
葉っぱの長さ5〜60cm、幅30cm、お花の心棒30cmというチョー大物です。見ているだけでおかしくなっちゃいます。
誰〜れもいない高原でひとりゲラゲラ笑っている姿こそおかしいのですが・・・
でも、水芭蕉は水芭蕉。お写真に撮ってしまえば比較するものがないので、こんなデカイとは、誰も思わないでしょう(^^)v

水芭蕉の群生を後に再びコナラやミズキの新緑の中を和尚山山頂目指して歩き出します。
若いブナの林を抜けると山頂です。緩やかな丘の草原です。さあ、ここでお弁当です。
草原を吹き抜ける爽やかな風を頬に感じながらのコンビニのおにぎりは格別のお味です。(^^)
寝転ぶと青空に白い雲、うぐいすやカッコウが鳴き、名前不明の(^^;小鳥達が舞っています。
再び・・・「あーっこれよ、これが理想の新緑なのよ」とさっきまでの悪戦苦闘も忘れてつぶやく彗姐でした。

一時間ほどごろごろして、ついに車まで引き返す事にしました。←めんどくさいなぁ〜(^^;
むろん帰りはあの沢筋の道は通りません。ぶらぶら下り勾配の道を歩いてもどります。
来るときとは違った角度のお写真をまたまたショーコリもなく撮っていると、ふと目の隅に何かが・・・・
ん〜?靴紐? う、動いてる〜!!!

きゃあ〜きゃあ〜きゃあ〜 ゲゲゲの鬼太郎じゃなくて(^^; ゲジゲジよ〜!!!0(>_<)0
一瞬気を失いかけましたがここで気絶してしまうとゲジゲジが身体の上に・・・
カメラと三脚をそのままにとりあえず緊急避難。な、なんて大きいの・・・20cmはあるわ(>_<)
ふぅ、とりあえずはいいけどカメラを取りに行かなくちゃ・・・(^^;;;
ん〜? ぎゃあ〜ここにもゲジゲジがぁ〜・・・こ、ここはゲジゲジの巣なんだわ。ばね仕掛けのように飛び跳ねながら血相変えてカメラ・
三脚を掴むと一目散に走り出しました。まだこんなパワーが残っていたのかと不思議なくらいの速さで100mを走り抜けました。(^^;
まるで、映画「エイリアン2」のようです。
その後30分かけて自分の身体とカメラ三脚にヤツらがくっついてないか調べたのは言うまでもありません。

朝寝坊 (^^ゞ

少し日が傾き始めた頃、愛車「森森一号」にたどり着きました。
今晩はテント生活ではなく、民宿にお泊りなのです。♪
車で20分ほど走ったところにある福島県塙町の民宿に午後4時半に到着しました。
お客は昨日は満員だったそうですが今日は彗姐と同じハイキングのおじさんが一人だけです。(^^)

温泉にゆ〜〜〜くり浸かりながら今日の疲れを取ります。むろんゲジゲジの再チェックもしました。
夕食はおじさんと二人っきりです。民宿のお母さんと3人で多賀山地のハイキング情報の交換やカメラの話などをしているうちに
段々眠くなってきました。そりゃそうよね今朝は午前1時起きですもん。
早々にお布団に潜りこむや否や眠ってしまったようです。
夢にあのゲジゲジは出てきませんでした。やれやれ(^^;

う、うるさいわね〜。静かにしてチョーダイ。プンプン。まだ寝てるんだから・・・って、あれ?
明るい・・・8じぃ〜!!!
きゃあ〜、な、なんてこったい。あわてて洗面に行くとお母さん「よー寝たねー」。そりゃそうよ
10時間も寝たんだから(^^;;
ハイキングのおじさんは朝6時に出発したそうです。(^^;
それでも慌てず、ゆ〜くり朝食を頂いて、さらにお昼のお弁当まで作ってもらい10時ごろようやく
出発です。今日はここから茨城県高萩市の大北渓谷を車で周って帰途に着きます。

長くなりましたので、ここでは大北渓谷のお馬鹿ぶりは省略させていただきますが、持参した8本の
最後の一枚まで撮ってしまいました。それほど素敵な新緑の大北渓谷でした。